当サイトの広告ガイドラインについて
当サイトで掲載しているコラムでは、消費者庁の定める『不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)』を遵守し、『景品類等の指定の告示の運用基準』『一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示』のガイドラインに基づき、プロモーション広告を掲載しています。本記事では、消費者庁のアフィリエイト広告等に関する検討会報告書のガイドラインに沿った形式で広告であることを明記しています。
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「転職には最適年齢がある」ということを耳にした方もいるかもしれません。インターネットで検索すると、「25歳ごろが転職しやすい」「30代以降の転職は厳しい」などと、いろいろな情報が飛び交っています。
しかし、公認会計士の転職は、営業や事務など他の職種とは違った特徴があるため、そのままの情報を鵜呑みにしてはいけません。
そこで、公認会計士の30代転職に絞って、転職市場や30代で転職するメリット、活躍できる転職先などを解説します。公認会計士の場合は30代になってからでも大いに需要があるので、「もうこの会社にしがみつくしかない」とは考えなくて大丈夫です。
30代以降のキャリアプランを再考したい方はぜひ読んでみてください。
まず、公認会計士の転職市場を解説します。転職のしやすさは、経験やスキルに左右されるところが大きいです。4大監査法人や会計事務所、税理士事務所(法人)、一般事業会社から転職する場合についてまとめてみます。
国内には4大監査法人があります。4大監査法人とは、
のことを指し、日本各地に拠点を持っています。ほとんどの公認会計士がこの4大監査法人に新卒入社するわけですが、比較的業務量が多く、ワークライフバランスを保ちにくいケースが多いです。
とはいえ、この4大監査法人で大手企業を相手に業務を行った経験やスキルは高く評価されるでしょう。転職するにしろ、独立開業するにしろ、4大監査法人で30代まで勤めたことに対する自信は持ってよいです。
会計事務所から一般事業会社へ転職成功する方は少なくありません。一般事業会社は、自社が抱える課題や悩みに対応できる経験やスキルを持った公認会計士を採用したいと思っています。
そのため、他の公認会計士より優れている強みを明確にしてアピールするとよいでしょう。その強みが一般事業会社の欲しい部分と合致するなら、好条件で採用してもらえます。
税理士業界においては、若手の税理士や税理士受験生が減少しているため、ライバルが少ない状況が起きています。とはいえ、税理士の需要は変わらずあるため、若手であっても企業内税理士として採用される可能性は高いです。
税理士事務所で働いている方が持っている経験やスキルは、税務の知識はもちろんのこと、会社の事業内容や業務フローに精通し、対応できる能力です。また、企業内税理士になるためには、他部署との調整に必要なコミュニケーション能力や調整能力、交渉能力なども必要でしょう。
その点に強みのある方は、市場価値が高いです。
一般事業会社から転職する場合は、年齢が考慮されることも多いです。30代からの転職は少々厳しい状況になることもあり得ます。もちろん、第一志望はあるはずですが、そこにこだわりすぎずに転職活動状況に応じて柔軟に対応することも必要でしょう。
もし経理部で働いていたなら、企業内会計士や会計コンサルティング会社はその経験やスキルを高く評価してくれる可能性があります。
次に、公認会計士が30代で転職するメリットを解説します。「30代の転職は厳しいだろう」とネガティブなイメージが先行しがちですが、デメリットだけでなくメリットにも注目してください。重ねた年齢を戻すことはできません。ポジティブな転換が必要です。
最も大きなメリットは、結婚や出産、介護など、今の状況に合わせて転職先を選べるという点です。20代だと、結婚するのだろうか、もしくは子どもができるのだろうか、先行き不透明なことが多いでしょう。
例えば、20代のタイミングで転職しても、夫の仕事の都合で引っ越ししなければいけないため、またすぐに転職し直す必要が出てきたというケースも起こりかねません。
転職すると職場環境は変わるため、大きな負担に感じる方も少なくないでしょう。そう何度も転職を繰り返したくない方にとって20代での転職はリスクもあるのです。
また、公認会計士は専門性が高いがゆえ、経験やスキルがそのままキャリアとして評価されます。30代半ばになって初めて身に付く経験やスキルもあるため、考えようによっては公認会計士にとっての転職最適年齢かもしれません。
一概に20代の転職がよいというわけではなく、自分で転職のタイミングを見計らわないとけません。自分の市場価値が一番高まったときを正確に理解すべきです。
そのためには、早めに転職エージェントに登録しておいて、キャリアアドバイザーの意見を取り入れるとよいでしょう。転職のプロの客観的なアドバイスは必要不可欠です。
30代にもなれば社内でのキャリアの将来性も見えてくるはずです。社内でどこまで出世できる見込みがあるかを冷静に判断しましょう。その結果、転職して環境を変えたほうが自分にとっては最適ということもあります。明確なキャリアプランを再考できるのは30代の転職のメリットです。
あなたが当たり前のように行っている業務は専門性や難易度が高く、他の企業からみると喉から手が出るほど欲しい人材かもしれません。年収1,000万円以上の好待遇の求人も少なくないため、今より贅沢な生活を送れる可能性も秘めているわけです。自分の可能性を狭めてはいけません。
転職は、30代までに積み上げてきた経験やスキルを棚卸しするよい機会です。転職活動というシビアな現実に直面して初めて自分の市場価値を認識できることもあるでしょう。
転職活動をした結果、現職の待遇のよさに気付けるかもしれません。そこに気付いて働くのと、知らずに働くのとでは大きな差が生じてきます。漠然と現状に不満を持っている方は少なくありませんが、本当に自分の市場価値を明確に理解していますか。
続いて、経験やスキルに優れた30代の公認会計士が活躍できる転職先について解説します。一般事業会社の経理担当やスタートアップ・ベンチャーのCFO、M&A仲介会社のアドバイザーなど、転職先は豊富です。
最初から転職先を絞るのではなく、幅広い視野で転職を捉えて最適な選択をしたいところ。「こういう働き方もあるのか!」という新たな発見もあるかもしれませんよ。
公認会計士の人気の転職先が、一般事業会社の経理担当です。具体的には以下のような魅力があります。
何度か転職を繰り返してキャリアアップする方もいますが、それほどの野心はなく、安心安定した生活を送りたい方におすすめです。それでいて、監査の経験やスキルを存分に活かせるため、やりがいや会社へ貢献している実感があるでしょう。
スタートアップ・ベンチャーでCFO(Chief Fnancial Officer:最高財務責任者)になることもあり得ます。経営活動における財務戦略の立案や執行を行う責任ある立場です。
日本国内の経営環境も大きく様変わりしており、海外進出を図るところも増えてきました。時価会計や連結会計、キャッシュフロー会計など、財務管理の透明性を確保したうえで、健全な経営を持続しなければいけません。
会社経営の肝ともいえる財務のトップであるCFOは、CFO(Chief Executive Officer:最高経営責任者)と同等の権限を持つこともあります。会社を動かしているおもしろさも感じられるでしょう。
大きな組織で働くより、小さな組織で中心的な存在として働きたい方におすすめです。
幅広い業界のクライアントの監査業務を行った方の中には、M&A仲介会社のアドバイザリーへの転身を希望する方もいます。在職中の会社にあるアドバイザリー部門への異動希望を申し出る方法も考えられますが、非常に狭き門ですので叶わないことも多くあるでしょう。そこで、転職することでアドバイザリー職に就くというわけです。
例えば、以下のような強みがあると、M&A仲介会社のアドバイザリーへ転身できる可能性が高いです。
M&A業務に対して専門的に取り組みたいなら、転職するのが手っ取り早いでしょう。
求人数はそう多くありませんが、PE(プライベートエクイティ)ファンドへの転職も考えられます。PEファンドとは、成長できるポテンシャルがあるものの何らかの要因でその潜在的な成長力を活かしきれていない会社に投資をして価値を高めてから他社へ売却したり株式上場させたりする会社のことです。
代表的な会社は以下のとおりです。
PEファンドの規模は、数十億円から数千億円まで幅広いです。しかし、社員数は10~20人程度であることが多く、個々の能力は非常に優れています。少数精鋭のプロフェッショナル集団というイメージを持っておくとよいでしょう。
若くてもポテンシャルが高ければ採用されやすいのが、経営コンサルティング会社です。業界全体としては、好調かつ人材流動性が高いため積極採用を行っているところも少なくありません。
経営コンサルティング会社で求められるスキルのレベルは決して低くないため、転職が容易とはいえませんが、公認会計士としての経験やスキルが高く評価されることも多くあります。
例えば、公認会計士の資格を持っていることを前提とし、英語力に長けている方やIFRS関連のアドバイザリー経験が豊富な方は需要があります。日本企業が海外進出するサポートを行うことも多くなってきており、自国へ貢献している実感を味わうこともできるでしょう。
ただし、ひとえに海外進出のサポートといっても、事業戦略面の支援が中心のファームや会計・ファイナンスに強みを持つファームなど、多種多様ですので自分の適性や志向に合ったところを選んでください。
30代が監査法人から転職するケースも多くあるため、「30代からコンサルタントは無謀ではないか?」と諦める必要はありません。とりわけ、論理的思考能力や適応能力、プレゼン能力などに長けている方は採用されやすいです。外資系は通年採用活動を行っているため、どのタイミングの転職でも無理はないでしょう。
30代でも税理士法人へ転職できることもあります。税理士業界において30代前半は若手扱いされることも少なくないためです。公認会計士としての業務経験のほうが豊富でもキャリアチェンジできます。
ただし、30代前半と30代後半は採用基準が違ってくることもしばしばあり、年齢と経験・スキルが見合わなくて採用が見送られることもあるでしょう。なるべく早めの転職を検討したほうがよいわけです。
税理士法人へ転職するメリットを挙げます。
大手の税理士法人の場合、チーム単位で業務を行うのが一般的です。そのため、得意分野を極めることを求められることが多くあります。反対にいうと、対応できる業務範囲は狭まるという言い方もできますが、メリットデメリットを考慮したいうえで最善の選択をしたいですね。
ただし、今まで税理士としての業務を行ってきていないなら、一から勉強するくらいの気持ちがないといけないでしょう。税理士業務はほとんど未経験の方が大手税理士法人へ転職するのは容易ではないことは知っておいてください。
一方、もし現職が一般事業会社の経理担当であるなら、その経験やスキルは活かせるはずです。存分にアピールしましょう。
ここまで解説してきて「なんだか転職できる自信がなくなってきた…」という方もいるかもしれません。そんな方には、転職のプロである転職エージェントの利用をおすすめします。
転職エージェントを利用するメリットとしては以下があります。
しかも、これらのサービスを無料で利用できます。
求職者が転職エージェントを無料で利用できるのは、転職エージェントが採用活動を行っている会社から報酬を受け取っているためです。採用活動を行う会社は、求人掲載の費用を支払ったり採用した際の成功報酬を支払ったりしています。そのため、求職者は料金を支払わずともメリットを享受できるわけです。
とはいえ、さまざまな転職エージェントがある中でどこに登録してもよいというわけではありません。公認会計士の転職に強いところを選ぶべきです。特に評判のよい3社を選んだので、ぜひ参考にしてみてください。
「マイナビ会計士」は、転職業界大手のマイナビが運営する転職エージェントです。
公認会計士業界の転職市場に精通したキャリアアドバイザーと、各企業と太いパイプを持つ営業担当であるリクルーティングアドバイザーが各個人に合った転職先の紹介や履歴書や職務経歴書といった応募書類の作成サポート、面接対策などを行います。
一般事業会社や監査法人、会計事務所、税理士法人、コンサルティングファームなど、一通りの求人がそろっているため、幅広い視野で転職を考えたい方におすすめです。
応募会社に面接では聞きづらい残業時間や年収など待遇面の質問や交渉も代行してくれ、役立つことが多いでしょう。求人全体の80%は非公開ですので、登録だけでもしてみてはいかがでしょうか。
「MS Agent」は、公認会計士や税理士など士業に特化した転職エージェントです。2019年に行われた人材紹介企業のブランドに関する調査で「登録したことがある(している)」「相談をしたことがある」「紹介を受けて転職したことがある」の各項目でNo.1になった実績があります。
また、転職決定率が高いことでも有名です。自分のネットワークだけでは探しきれない情報もあるので、転職のプロの意見を聞いてみましょう。
「MS Agent」に登録したからといって必ず転職しなければいけないわけでもありません。多角的なアドバイスを聞いたうえで、最終的には自分自身で判断すれはよいことです。
公式サイト:https://www.jmsc.co.jp/
「ジャスネットキャリア」は、公認会計士や税理士、経理職の求人掲載数が多い転職エージェントです。紹介している会社数は、4,000社を超えています。
公式サイトでは「全36タイプ 公認会計士のための働き方診断」も行っているため、気軽にチェックしてみてはいかがでしょうか。10個の質問に回答するだけで、性格タイプやキャリア志向の結果が出ます。なかなか公認会計士に特化したものは少ないですよ。
URL:https://career.jusnet.co.jp/
公認会計士の資格を持っていることだけでは他の求職者と差をつけられません。今までの業務の経験内容やスキルが問われます。大切なのは、キャリアの棚卸しと強みのアピールです。自分の市場価値を明らかにし、会社に貢献できる可能性があることを伝えてください。
自分一人では会社分析や自己分析といった情報収集に限界があるので、公認会計士に強い転職エージェントを利用するのはおすすめです。
この記事で紹介した「MS Agent」「ジャスネットキャリア」「マイナビ会計士」は評判がよく、実績が豊富ですので、公式サイトのチェックだけでもしてみてください。