[士業・管理部特化]おすすめ転職サイト・転職エージェント一覧

社労士が大手企業や事務所へ転職するには|大手の特徴と人気のおすすめの転職サイト5社比較

社労士でも企業や社労士事務所などに属して勤務社労士として働く方は多くいます。一般職での転職でも福利厚生や安定を求めて大手への転職を考える方が多いですが、社労士も同じく大手への転職を考えている方が多いのではないでしょうか。

ただし、社労士の場合、大手への転職と言えば以下の2パターンに分かれます。

  • 大手企業で社労士として働く
  • 大手社労士事務所で働く

今回は、社労士の大手企業と社労士事務所への転職のメリット・デメリットと、大手への転職を成功させるポイントについてご説明します。

目次

社会保険労務士(社労士)が大手に転職する時におすすめの転職エージェント5社比較

大手への転職を成功させるためには、条件に合う事務所や企業が多く載っている転職サイトやサポートしてくれる転職エージェントの存在が重要です。こちらでは、社労士の方が転職の際に使える転職サービスをご紹介します。

それぞれの特徴を解説しますので、主要なエージェントに2、3社登録することで、過不足ない求人提案、キャリア相談を受けられます。

BEET|総務・労務に特化・管理部門向け転職エージェント

BEET
公式サイト:https://beet-product.com/

BEETは、総務・労務求人など、管理部門に特化した転職エージェントです。企業内で社労士資格者を採用したい企業求人を多数保有しております、社労士に特化しているわけではありませんが、プライム上場企業からベンチャーまで幅広い求人提案が可能です。

総合転職エージェントよりとは違い特化型の数少ないサービスですので、まずは登録しておくことをおすすめします。

公式サイト:https://beet-product.com/

MS-AGENT

ms-japan

公式サイト:https://www.jmsc.co.jp/

MS-japanは士業管理部門特化では最も有名な転職エージェントです。経理財務や人事といった求人がメインではありますが、国内で最も社労士の求人を掲載しているサイトといえば、間違いなくMS-japanでしょう。

一般的な転職エージェントよりも給与も良い企業が多いですし、社労士を求めている求人も見つかりやすいので、おすすめです。

公式サイト:https://www.jmsc.co.jp/

SAMUEAI JOB

SAMURAI JOB

公式サイト:https://www.samuraijob.com/

また、社労士資格をキャリアアップに役立てるために、ハイクラス向けの転職エージェントを利用してみても良いです。転職エージェントの登録・利用は無料でできますので、属性の違うサービスをいくつか登録して担当者に相談してみることをおすすめします。

doda

doda

多くの求人を紹介して欲しい、どんな事務所や企業があるのか知りたい方はココ。隠れた優良企業や事務所を見つけるのに役立つ最大手の転職支援サービス。総務・労務、社労士資格者を含む様々な職種を扱う総合型のエージェントです。

大手なので扱う案件は非常に多く、人事案件も豊富に取り扱っているので、たくさんの案件から選びたい人に向いています。

各種セミナーの開催や、あなたのスキル・経験に興味を持った企業からオファーがある「スカウトサービス」もあります。書類添削を行ってくれるなど、初めての転職者にも優しいエージェントです。

公式サイト:https://doda.jp/

ビズリーチ

ビズリーチ

ビズリーチは、年収600以上の好条件・ハイクラス向け求人を多数保有する転職エージェントです。ヘッドハンターは自身で選択できるため、希望に合わせて変更できます。2022年7月時点でビズリーチのヘッドハンターは約5,000人在籍。

実績をもとにS〜Dまで5段階にランクが分けられており、経歴・得意な職種を確認した上でヘッドハンターの選択が可能です。

信頼できるヘッドハンターを見つけられれば、アドバイザーとして、社労士資格者の転職をサポートしてもらえます。好条件案件の紹介だけではなく、キャリアの見直しや客観的に市場価値を確認してもらい、転職成功率を高められます。

公式サイト:https://www.bizreach.jp/

その他社労士の求人を扱う転職エージェント

特に大手企業へ社労士として転職しようとお考えの方は、一般的によく知られるマイナビやdodaなどの転職エージェントにも1~2つは登録しておくこともおすすめします。上記の専門分野に絞った転職エージェントよりも圧倒的に求人が多く、大手企業も見つけやすい部分がポイントです。

転職エージェントを利用することで、こちらの経験や資格、求める条件などを伝えることで担当のアドバイザーが求人を提案してくれますので、転職サイトで自分で求人を探すよりも探しやすさが大違いです。

公式サイト主な特徴
マイナビエージェント社労士を含む、様々な職種を扱う総合型のエージェント。20代から30代、初めての転職向き。
ヒビコレ国内最大の総務メディア「総務の森」を運営する株式会社ヒビコレが運営する「社労士特化求人サイト」。求人数こそ多くないが、国内唯一の社労士特化型転職サイト
リクルートエージェント大手人材紹介会社の代表格。dodaと同じく、登録しておくと様々な企業や事務所を紹介してくれる。
エリートネットワークハイクラス向け、表立った特徴は無いが、社労士求人は意外と多い。

大手企業で社労士として働くメリット・デメリットと配属部署

まずは【大手企業】に社労士として働く場合のメリット・デメリット、大手企業が社労士採用で求めている内容についてご説明します。

大手企業に社労士として転職するメリット

まず、大手企業に社労士として転職するメリットからご紹介します。一般的な労働者が考えることと同じように、安定性やキャリアアップなどを大手企業に求めている方は、社労士でもさほど変わらないでしょう。

引用:「大手企業と中小企業の違いとメリット・デメリット|マイナビ転職

社労士に限らない労働者全体に対するアンケート結果ですが、大手企業で働いて良かったと思える部分は上のような内容が多くなっています。

安定性

やはり大手企業に福利厚生や安定性を求めている方は多いです。

特に昨今の新型コロナウイルスによって多くの企業が影響を受けました。大手企業も例外ではないのですが、企業としての体力がある分、倒産やリストラなどの心配も少ないでしょう。

キャリアアップ

大手企業ということで給与面でも良くなる部分が多く、さらには社労士という重要な役割でもあるため、キャリアアップに繋がることは多いです。

国家資格者の社労士という時点で社会的信用はありますが、さらに大手の○○で社労士をしているというステータスにも繋がりますね。

重要なポストに就ける場合もある

企業の体制や規模にもよりますが、企業の社労士として重要な役割を与えられる場合もあります(大手の場合、より実績を求められますが…)。

大手企業に社労士として転職するデメリット

一方、大手企業ならではのデメリットもあることは理解しておきましょう。すでに会社としての体制が出来上がっており、自由度が少ないことはある程度イメージできるでしょう。

引用:「大手企業と中小企業の違いとメリット・デメリット|マイナビ転職

人間関係や社風などに不満を持っている方が多いようです。ただし、これらは実際に働いて見ないと分からない部分が大きいので、転職で良い企業に当たることは運任せな部分もあります。

人間関係

大企業では様々な人が働くため、人間関係で悩む方も多いようです。社労士として企業に務める場合、いきなり重要な役職を与えられることも多いですが、その反面一般社員の方とのコミュニケーションが難しくなることも考えられます。

立場を気にしすぎることなく、お互い歩み寄っていくことが大事になるでしょう。

自由度が減る

大企業では社風も出来上がっており、思ったような働き方ができないこともあります。もっと他に効率の良い方法ややりたいことがあるにも関わらず、なかなか実践できないようなジレンマを感じることもあるでしょう。

大企業に社労士として配属される部署

大企業に社労士として転職する場合、以下の部署に配属されることが多いです。社労士資格があることで、将来的に課長や部長などの役職に就くことも出てくるでしょう。どのような働き方をするのかをある程度ご説明します。

ご自身がどの業務に力を入れたいのかを決め、大手企業でもどの部署に配属されるかまでしっかり把握しておくと良いでしょう。

人事課

労働関連法に関する深い知識を駆使して、人事課で働く社労士資格者も少なくありません。通常の人事課の仕事であれば、募集、採用や退職手続きが主ですが、社労士資格があることで自分を含めた全従業員がより良い働き方ができるような規則作りを行うこともあります。

経理課

経理課は事業で使うお金にまつわる部署ですが、社労士の場合は給与計算などの従業員に関するお金の処理を担当することが多いでしょう。社会保険関係の法的知識が役立つお仕事でもあります。

労働組合や福利厚生課

人事課ではなく、労働組合や福利厚生課の重要な立場として社労士資格を持っている方が活用することもあります。こちらも労働関連法の詳しい知識から、従業員にとってより良い労働環境を整えていく仕事になります。

大手企業に社労士として転職するには実務経験も重要!

「社労士資格を持っていれば大手企業への転職も有利」と思っている方も多いかもしれません。確かに社労士資格があることで受けられる企業の選択肢は広がりますが、必ず有利に働くわけではありません。

というのも、企業が社労士を雇い入れる場合、即戦力を求めていることが多いからです。いくら社労士資格があったとしても実務経験が無いようであれば、採用が見送られることは十分にあり得るでしょう。

そこで、今いる職場や規模に限らず社労士事務所などでしっかり経験を積んでから大手への転職を挑戦してみても良いでしょう。

大手社労士事務所で働くメリット・デメリット

上記では大手企業への転職についてご説明しましたが、こちらの項目では大手社労士事務所への転職についてご説明します。社労事務所の場合、大手と呼ばれる社労士法人も数少なくなってきて求人も限られますが、メリット・デメリットのそれぞれの特徴は知ってきましょう。

大手社労士事務所に転職するメリット

大手企業と同じく、大手社労士事務所でも安定性や報酬のUPがメリットとして挙げられます。

安定性

企業と同じく、社労士事務所でも規模が大きいほど安定感は高まります。特に大手企業を顧問先に持つ社労士事務所であれば、安定性も高いと言えるでしょう。社労士事務所への転職では、取引先についても調べてみると良いですね。

給料や報酬UPが望める

待遇についても大手社労士事務所の方が良くなるケースも多いです。現在の社労士事務所での報酬で満足できていない方はおすすめです。

大手社労士事務所に転職するデメリット

一方、大手社労士事務所への転職では以下の点に気を付けておきましょう。

小~中規模事務所よりも難易度が高い

大手社労士事務所の求人では、即戦力を求めることが多いです。特に社労士資格を取得したばかりの方は、なかなか採用されないようなことも考えられるでしょう。

大手社労士事務所にこだわり過ぎず、まずは小~中規模事務所で経験を積んでから大手社労士事務所への転職のプランを考えてみても良いです。

やりたい業務がやりにくい

大手社労士事務所も大手企業と同じく、仕組みや社風が出来上がっていることが多く、自分のやりたいことがしづらい環境でもあります。例えば、あまり得意でない分野の担当になったり、やりにくい方法で業務をこなさなければならないことも出てきます。

転職活動で自分の得意分野をアピールしたり、担当業務について詳しく聞くようにしましょう。

他士業法人への転職もおすすめ

そもそもの話ですが、社労士事務所では大手と呼ばれる事務所が少ない傾向にあります。税理士や弁護士などの他士業と業務が一部被る部分もあり、事務所同士での競合も多くあることが原因です。

そこで、社労士事務所にこだわらず、他士業の大規模事務所に社労士として働く方法も選択肢として考えてみてください。特に税理士事務所であれば、年末調整と給与計算や人事・労務管理は密な関係にあります。

それぞれ独占業務もあるので、税理士事務所内に社労士の担当者がいることも多いです。社労士事務所だけでは良さそうな求人がない場合、他士業の事務所も探してみましょう。

まとめ

社労士資格があることで大手企業への転職活動でもアピールしやすくなります。ただし、大手企業は社労士に対して即戦力を求めることが多いようです。社労士になったばかりの方は、まずは小~中規模社労士事務所で実務経験を積んでおくのも1つの選択肢ですね。

一方、大手社労士事務所の求人は数少ないと言えます。安定性を求めて大手への転職を考えているのであれば、大手企業や他士業の大規模事務所も検討してみてください。

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