資格スクエアは、資格合格に直結しない大きな校舎や広告宣伝費を大幅にカットし、本当に必要なテキスト・問題演習・講義・サポート体制にのみ力を入れて講座料金を最小限に抑えつつ質の高い学習を提供します。
独自の学習メソッドとIT技術を掛け合わせることで新しいスタイルの教育サービスを提供することに成功しました。本記事では、資格スクエアの社労士(社会保険労務士)の講座の特徴と評判について解説します。
社労士といえば、人事や労務、年金問題など企業の「人」に関する法律を専門的に扱うエキスパートです。国家資格の1つであり、社会保険や雇用保険の相談・労務に関する指導・各種助成金の申請などさまざまな面から企業と従業員をサポートします。
社労士がいることで、企業はコンプライアンスの遵守しつつ、企業イメージの低下防止を図れるため、やりがいのある仕事です。他の資格講座とも比較しつつ、資格スクエア社労士講座のメリット・デメリットについて知ってください。社労士を目指す人にとって有益な情報をまとめたので、ぜひご一読ください。
目次
資格スクエアの社労士試験対策講座の特徴
まず、資格スクエアの社労士講座の特徴を5つ挙げます。
いつでもどこでも学習ができる
社労士講座に限らないことですが、資格スクエアの講座はすべてがオンラインです。パソコンはもちろんのこと、タブレットやスマホでも勉強できるため、通勤・通学中・ちょっとした待ち時間にも学習できます。24時間いつでもどこでも学習できるので無駄な時間がありません。講座は何回でも繰り返して視聴可能ですのでしっかり復習できます。
レジュメの書き込みや単語帳作成などの便利な機能がある
また、教材がオンライン化しているため、レジュメへの書き込みや単語帳作成なども容易に可能です。今まで当然と思われてきた無駄や非効率を徹底的に排除することで学習負担を最小限に減らします。資格スクエアだからこそ実現できた便利な学習機能を活用しましょう。
過去の合格者のメソッドを取り入れた効率的な学習方法
資格スクエアには3つのメソッドがあります。まず、「資格スクエアクラウド」です。合格者・脳科学・受講生のデータに裏付けられた最先端のオンラインインプット学習を提供します。社労士に合格するための道筋が見えているというわけですね。
次に、「脳科学ラーニング」です。脳科学に裏付けられた独自開発のアルゴリズムを使用し、受講者一人ひとりに合った最適な問題を常に出題します。記憶の定着を促してくれるでしょう。
さいごに、「SQUAREメソッド」です。自学演習・問題演習・コンサルタントからのアドバイスというサイクルを回すことで最短での合格へと導いてくれます。
資格スクエアでは、厳正な基準により合格したコンサルタントが、毎月受講生をフォローアップすることにより、学習計画の進捗確認や具体的な学習指導を行い、受験生一人ひとりを支えています。社労士試験に合格できるかという不安を軽減してくれるでしょう。
合格後も安心のサポートがある
予備試験論文式に合格したら、その後にある予備試験口述式試験対策・口述模試を無料で受講できます。さらに、逆算プレミアム・逆算プラン・独学プランで合格した場合は、資格スクエア所定の司法試験講座も無料で利用できます。
講座の中に選択式過去問対策講座や模試が含まれている
資格スクエアの社労士講座の中には下記がセットで含まれています。
入門講座 | 初学者が社労士試験の全体概要を理解するためのインプット講座で、10科目全25回約10時間程度の内容。 |
基礎講座 | 初学者・学習経験者のいずれにも対応でき、学習のメインとなる科目別基礎固めするためのインプット講座で、1講義ほぼ30分以内で、245回約100時間程度の内容。 |
選択式過去問対策講座 | 選択式ならではの問題の特徴・傾向を織り交ぜながら、過去問をベースに時間の使い方・読解力を鍛えつつ解き方・攻略方法に焦点をあてて解説したもの。合計約6時間の内容。 |
ウェブ問題集 | 過去問5年分の問題を用意し、「もちろん○」「たぶん○」「たぶん×」「もちろん×」の四択から解答することで、脳科学に基づいた問題演習機能(脳科学ラーニング)が、ユーザーの理解度に応じた復習すべき問題を自動的にピックアップ。 |
科目別問題演習 | 出題形式はテストでも実際に問われる、正しい組み合わせを選択肢から選ぶ読解問題形式で、複数回の講義の理解度をまとめてチェック。 |
模試 | 解答解説だけでなく解説講義もあり、講師による押さえておかなければポイントの理解をサポート。択一式についてはAIが過去問を分析した未来問形式で頻出分野もきっちりカバー。 |
他の資格講座ですと、模試は別料金を支払わないといけないこともあります。すでに含まれているのは助かりますね。
また、基本セットでも十分対策をとれますが、さらにオプションで以下のようなものがあります。
重要事項確認講座 | 主要7科目(労基、労災、雇用、徴収、健保、国年、厚年)の中で出題が予想される重要事項に的を絞り、本試験の応用レベルにも対応し、確実に得点するための抑え込みを行う。 |
改正法対策講座 | 当該受験年度の法改正の中から出題範囲となる部分で、テキストに反映されていない改正事項を解説。(改正科目:労基・労災・雇用・徴収・労一・健保・国年・厚年・社一) |
一般常識対策講座 | 労働経済、雇用・失業の動向など、社労士として働くために必要な一般常識を網羅。労働経済(白書)・社会保険の沿革を中心に解説。 |
横断整理講座 | 直前期のスキマ時間を有効活用して、知識をブラッシュアップするために、周辺知識を解説しつつ、頻出分野を6つのパートに分け科目間横断的に整理した講座。 |
あわせて読みたい
【2024年最新】社労士試験対策に強い予備校・通信講座おすすめ7講徹底比較|価格と特徴、口コミ・評判…
社労士試験は非常に難関で、通信講座を含む予備校を利用している方が多くいます。特に初めて社労士試験を受ける方は、まず何を、どう学んでいけば良いのかからスタート…
資格スクエア経由の社労士合格率は?
資格スクエアでは2018年から社労士講座を提供していますが、2019年度における受講生の合格率は23%と高い水準です。
2020年8月に行われた第52回試験には3万4,845人が受験し、合格率は6.4%でした。昨年の2019年は3万8,428人が受験し、合格率は6.6%ですので、約6%が目安になると考えてよいでしょう。
約6%が目安になる合格率の中、資格スクエアの23%という合格率は非常に高いといえます。たしかな実績がありますね。
資格スクエアの社労士対策講座の費用
資格スクエアの社労士講座の費用をみていきましょう。やはりかかる費用は安く抑えたいですよね。
資格スクエアの講座費用
資格スクエアの社労士講座の費用は以下の通りです。
| 合格パック ベースプラン5万9,800円(税抜) | 合格パック フルプラン7万4,800円(税抜) |
教材 | 〇 | 〇 |
入門講座 | 〇 | 〇 |
基礎講座 | 〇 | 〇 |
選択式過去問対策講座 | 〇 | 〇 |
直前対策講座 | × | 〇 |
質問 | 〇 | 〇 |
支払方法 | 【銀行振込・クレジット(一括・分割)・口座振替】 ※クレジットで分割払いを希望する場合、カード会社ごとに分割可能回数が異なりますので、あらかじめカード会社のホームページで希望の分割回数が選択可能か確認してください。 |
直前対策講座が付いているかどうかの違いがあります。合格パックベースプランは価格重視、合格パックフルプラン内容重視というイメージですね。
ほか社労士資格講座との比較
他の資格講座との比較もしてみましょう。
| 資格スクエア | アガルート | フォーサイト | スタディング | クレアール |
受講方法 | オンライン | オンライン | オンライン | オンライン | オンライン |
質問サポート | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
費用 | 5万9,800円~ | 7万8,000円~ | 7万5,800円~ | 5万5,000円~ | 8万2,560円~ |
他の資格講座を比較すると、充実したテキスト・質問体制が整っていて、5万9,800円~というのは良心的なようですね。
資格スクエアの社労士試験対策講座の勉強期間は?
社労士講座の目安の勉強時間について解説します。
講座 |
入門講座 | 10科目全25回約10時間 |
基礎講座 | 1講義ほぼ30分以内で、245回約100時間 |
選択式過去問対策講座 | 合計約6時間 |
ウェブ問題集 | (各自によって異なる) |
科目別問題演習 | (各自によって異なる) |
模試 | (各自によって異なる) |
1回視聴するだけでも最低116時間かかります。
社労士試験合格に必要な勉強時間の目安は1,000時間といわれています。そのため、試験の10ヶ月前から勉強を始めるなら、毎日3時間20分の勉強が必要という計算です。
計画的に早くから対策をとった方がよさそうですね。
資格スクエアの社労士試験対策講座の講師
資格スクエアには受講生から高い評価を得ている講師がいます。
田口 愼哉
わずか4ヵ月の学習期間で一発合格を果たしたノウハウと、20年に渡り社労士受験の最前線で受験指導を行ってきた経験に基づき、「出るところ」を意識したメリハリのある講義を展開しています。特に具体例を用い理由付けを加え、講師に最も要求される「わかりやすさ」を常に重視しており、今まで多くの合格者を生み出してきました。
(引用:資格スクエア│【2021年向け】社労士合格パック)
高橋 宏治
独立開業当初から現在まで並行して、大手資格試験予備校にて受験指導を行い、多くの合格者を輩出しています。社労士の他に、行政書士、特定社会保険労務士試験に合格したトリプルライセンスの持ち主。つねに受講生目線で指導にあたる姿勢と、関西出身のユーモア溢れる講義で幅広い支持を得ています。
(引用:資格スクエア│【2021年向け】社労士合格パック)
どちらの講師も評判がよく、受講生の合格を全力でサポートしてくれます。
資格スクエアの社労士試験対策講座のメリット5つ
資格スクエアの社労士講座のメリットを挙げてみます。
オリジナルのレジュメがある
講師の田口先生オリジナルのレジュメが好評です。レジュメは、テキストからさらに重要ポイントを整理したもので、学ぶべき箇所が明確になっています。また、画面上で下線を引いたり書き込んだりと、自分好みに編集できるので学習が捗るでしょう。
重要項目に絞ってコンパクトにまとまっている
資格スクエアは、「満点を狙わずに重要項目を完璧に」「インプットよりアウトプットに時間を割く」ということをモットーにしており、視聴動画がかなりコンパクトにまとまっています。他の資格講座と比べると50~70%程度の時間です。問題をどんどん解いて学習を深めるスタイルの人には合っているでしょう。
ウェブ問題集は理解度まで図れる
ウェブ問題集は解答の正誤だけでなく自分の理解度まで測れるように工夫して設計されています。脳科学に基づいた「復習優先度振分機能」というシステムは特許を取得しているほど。理解が曖昧なところを逃さず、フォローできますね。
質問回数が無制限で講座中の質問も可能
資格スクエアは、講義の視聴中や問題の解答中でも分からない点があればすぐに質問できる体制を整えています。視聴期間中であれば、質問の回数に制限はないので分からない点があれば気軽に質問できるでしょう。
無料の体験講座が充実している
資格スクエアは実際のオンライン講座を無料で体験できます。オンライン講義を受けることで、勉強方法・講義の進め方・資格スクエアの各種機能の使用方法などを体感でき、自分がどのように勉強していけばよいか具体的にイメージできるでしょう。
資格スクエア社労士講座のデメリット3つ
次に、資格スクエアのデメリットにも注目しましょう。
オリジナルの基本教材ではない
基本教材はオリジナルのものではありません。テキストを使って効率的な学習ができるかどうかは、出版している別の会社に依存することになってしまいます。
学習管理アプリが付いていない
また、学習管理アプリが付いておらず、講義の視聴状況や問題集の学習状況は個人で管理する必要があります。学習管理アプリは、フォーサイトやスタディングには付いているので、残念な点ですね。
2013年に設立したばかりで口コミ・評判が少ない
資格スクエアは2018年から社労士講座を開始したばかりで口コミ・評判が少ないというデメリットがあります。しかし、そんな中でもいろいろリサーチして探してきたので紹介します。
資格スクエア社労士講座の評判と口コミ
さいごに、資格スクエアの社労士講座の評判と口コミを紹介します。
良い評判
まずは、良い評判としては以下のようなものがありました。
重要な箇所の説明に入る際には先生が「押さえてください」と言ってくれるので、それをメモするだけでメリハリのある教材に仕上がりました。自身で読み直す際これが大きな意味を持ちます。
引用:資格スクエア│合格者の声
1コマあたりの講義が最大で1時間半程度で構成されていたので、1.5倍速で講義を聴くことで通勤時間内に1コマの授業を聞き終わることができたのが時間的なコストを抑えるのにつながりました。また、先生の講義に受講生を飽きさせない工夫が散りばめられていていたため、楽しく勉強することができました。
引用:資格スクエア│合格者の声
悪い評判
次に、悪い評判としては以下のようなものがありました。
資格スクエアの社労士講座には、オリジナルテキストがありません。講義内容は一定の質が保たれていますが、大手予備校のように講義とテキストの連動という点では物足りなさを感じます。
引用:こもり部│資格スクエアの社労士講座の口コミ評判!悪い口コミの内容と誤解まで解説
資格スクエアの社労士、少し講義が短すぎじゃないかな。必要な情報だけってのは分かるけど、さすがに不安になるレベル。
引用:こもり部│資格スクエアの社労士講座の口コミ評判!悪い口コミの内容と誤解まで解説
まとめ
今回は、資格スクエアの社労士講座の特徴と評判について解説しました。過去の合格者のメソッドを取り入れた効率的な学習方法が特徴的です。しかし、講座の短さに不安を感じる人も。自分に合うかどうかは無料体験講座を受講して確認してみてください。