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働きながら社労士を目指すことは可能?難易度や勉強量、合格に近づく秘訣を解説

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働きながら社労士を目指している方は少なくありません。

参考:「社会保険労務士試験合格者等の推移|厚生労働省

厚生労働省の調査によると、2019年の社労士試験では約60%の人が会社員として働きながら社労士試験を合格していることが分かります。

その他の公務員や団体職員、自営業者なども含めると、全体の約80%程度は何かしらのお仕事をされながら社労士になっていることとなります。

つまり、働きながらでも十分に社労士は目指せるのです。今回は、働きながら社労士を目指す方へ、社労士試験の難易度や必要資格、勉強方法などについてご説明します。

目次

働きながら社労士は目指せる?試験の合格率や社労士の必要資格

冒頭でもご説明しましたが、働きながら社労士試験に合格している方は、全体の約80%と非常に高い割合でいます。つまり、働きながら社労士を目指すことは十分に可能ですし、キャリアアップのために社労士資格を取得される方も少なくありません。

まずは、社労士になるための社労士試験の難易度や必要資格についてご説明します。試験を受けるための厳しい条件もありませんので、働きながらでも社労士試験を受けることは十分可能です。

社労士試験の受験資格と合格率

社労士になるためにはまずは社労士資格に合格する必要があります。

社労士試験そのものは厳しい受験資格があるわけではなく、高専/短大/大学卒の学歴があればだれでも受けることができます。学歴で受験資格を満たさない方も、実務経験や国家資格の種類によって試験を受けることも可能です。

一方、非常に合格率が低いと言われている試験が社労士試験で、合格率は毎年10%を下回ります。まずは、社労士になるための第一関門『社労士試験』についてご説明します。

受験資格は3つのいずれかをクリアする

  • 学歴…高専/短大/大学卒、専門卒(専門士/高度専門士の称号)
  • 実務経験…3年以上の労働社会保険諸法令に関する実務経験
  • 国家資格…厚生労働大臣が認める79の国家試験合格

参考:「社会保険労務士試験の受験資格|社労士試験オフィシャルサイト

お伝えの通り、社労士試験を受けるためには上記のいずれかの条件をクリアしていれば誰でも受けられます。学歴をクリアしている方も多いでしょうから、その場合は働きながらでも問題なく試験を受けられることとなります。

また、すでに人事労務関係の仕事をされている方は、仕事内容が実務経験になる場合があり、受験資格や後述する社労士になるための実務経験もクリアしているケースもあります。働きながら社労士試験を受ける人が多いのは、このように実務経験が関係することもあるでしょう。

詳しい受験資格については上記のリンク先をご覧ください。

社労士試験の合格率は非常に低い

社労士試験_受験者数の推移

参考:「社会保険労務士試験合格者等の推移|厚生労働省

比較的に緩い条件で受けやすい社労士試験ですが、非常に低い合格率になっていることは見逃せません。近年では合格率6%台を推移しており、働きながら社労士を目指す方でも、しっかり勉強して試験対策をしておかないとそもそもの社労士試験合格をすることもできません…。

実務経験がある方でも、実務と試験は勝手が違います。いずれにしても働きながらも勉強時間の確保と継続を行わなければならないので、非常に大変であることは覚悟しておきましょう。

試験以外にも実務経験が必要

また、社労士試験に合格したからとっても、すぐに社労士になれるわけではなく、基本的には2年以上の労働社会保険諸法令に関する実務経験が必要になります(指定講座の受講でも可能)。

働きながら実務経験を積んでいる方も多いでしょうが、そうでない方は社労士になる前に実務経験を積むか、年に一度行われて約8万円の費用がかかる『事務指定講習』を受ける必要があります。

参考:「事務指定講習|全国社会保険労務士会連合会

働きながら社労士になるための勉強方法

社労士試験の合格率が低いことは上記でお分かりいただけたと思います。働きながらでも社労士試験を受けることはできますが、言い換えれば働きながらでもしっかり勉強をしていないとそう簡単には試験に受かることができないこととなります。

こちらでは社労士試験を受けるにあたっての目安となる勉強時間とおすすめ勉強方法についてご説明します。

独学では年間で800時間以上の勉強が必要

まず、社労士になろうと思って独学をするとなると、800時間以上の勉強時間は必要と言われています。社労士試験は年に1回8月下旬に行われていますので、1年間のスケジュールでこなしていこうとすると主に以下のイメージで勉強を進めます。

時期主な学習方法
9~12月基礎学習
1~4月過去問
5~8月試験準備

もし、1年間で800時間以上の勉強をしようとするのであれば、毎日休まずに2時間以上の勉強をしなくてはなりません…。仕事がない日に多く時間を確保するなどの変動は加えられますが、働きながらの社労士試験合格はとても大変であることは覚悟しておいた方が良いでしょう…。

実務経験があるなど、労働社会保険諸法令に関する基礎知識がある方は基礎学習の部分は省略できますが、それでも莫大な数の過去問や予習をしていく必要があります。

働きながら社労士を目指すのであれば、勉強する時間をいかにして確保し、効率的に学んでいくかが大事になるのです。

時間に融通が利きやすい通信講座がおすすめ

社労士になるための勉強方法は主に、

  • 通信講座
  • 参考書/問題集での独学
  • 通信制予備校

の3種類があります。上でもお伝えしましたが、働きながら社労士を目指すには時間の確保と効率的な勉強が必要になってくるため、通信講座をメインにして補足で参考書や問題集を使っていく勉強方法をおすすめします。

勉強方法メリットデメリット
通信講座
  • 時間の融通が利く
  • 効率的に学べる
  • 多少の費用がかかる
参考書/問題集
  • 低コスト
  • 自分のペースで学べる
  • 一番時間がかかる
  • 努力と継続が必要
通学制予備校
  • 1からしっかり学べる
  • モチベーションを維持しやすい
  • 費用がかかる
  • 時間の確保が必要

それぞれのメリット・デメリットをまとめると上記の通りですが、通信講座では時間に融通を利かせながら効率的に勉強を進めることができます。年間で数万円~十数万円の費用はかかりますが、働きながらでしたらある程度は寛容できる金額だと思います。

一方、参考書や問題集を使って全部自分で勉強するとなると、時間と根気も必要になりますし、勉強が間に合わない/不足しているようなことも起こり得ます。

働きながらも社労士になる可能性を高めるポイント

ここまでお伝えしてきた通り、社労士試験は合格率も低く、働きながらの挑戦となると毎日しっかり勉強し続ける過酷な1年になると言えます。

それでも合格して社労士になれる人は一握りになります…。最後に、働きながらでも少しでも社労士になれる可能性を上げるためのポイントをお伝えしたいと思います。

実務経験を積んでおく

もし今すぐにでも社労士になりたいと思っていないのであれば、先に数年間の実務経験を積んでおくことも選択肢の1つです。

他の選択肢もあるので絶対必要ではありませんが、社労士試験の受験資格や合格後の全社労の登録審査では労働社会保険諸法令に関する実務経験が求められる項目があります。

社内で人事労務等の担当者へ配置転換をしてもらえるように話を出してみたり、思い切って転職を検討してみても良いかもしれません。2~3年の期間は要しますが、実際に働き続けることができれば、実務経験はクリアできますし、その頃には労働社会保険諸法令に関する基礎知識はある程度身についているだろうと思います。

そこから改めて過去問や復習を行っていき、社労士試験に臨むことで社労士試験に合格できる可能性も高くなってくるでしょう。

いきなり遠いところから社労士を目指すのではなく、仕事と社労士の業務を近づけていってから社労士試験に挑戦することも1つの手ですね。社労士を目指しているくらいですから、労働社会保険諸法令にも興味があるでしょうし、実際の社労士業務のイメージもしやすいと思います。

効率の良い勉強方法を取る

繰り返しになりますが、社労士試験の合格率を上げるためには効率的に勉強していくことが重要になります。特に働きながらとなると、勉強に使える時間も限られてきますので、無駄な部分を勉強している時間もありません。

中~長期的な行動目標や勉強する項目をしっかり決めて計画的に勉強していく必要があります。その点、1からカリキュラムが組まれていてかつ、自分のペースで学ぶことができる通信講座はおすすめの勉強方法ですね。

反対に、全部独学で参考書や問題集だけで勉強しようとすると、的外れな部分を勉強してしまったり、必要な勉強が足らずに試験日当日を迎えてしまう可能性も高くなります。

まとめ

実際の社労士試験でも、全体の約80%の方が働きながら合格をしており、働きながら社労士を目指すことは全く非現実的ではありません。

ただし、社労士試験の合格率が低いこともあり、働きながらも毎日勉強を続ける時間を確保しなくてはなりません。仮に1年で社労士を目指すのであれば、仕事終わりや休日のほとんどを勉強に使うような過酷な1年になります。

せっかく挑戦するのですから、効率的に勉強をし、少しでも合格できる可能性高くできる準備をしておきましょう。

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