MS-japanは、経理や人事、法務など管理部門の転職支援に特化した転職エージェントです。弁護士や公認会計士、税理士など、士業の転職支援に力を入れていることでも知られています
転職活動を始めるにあたって、MS-japanに登録してみようかと考えている方もいるかと思いますが、サービスの評判がわからないと少し不安ですよね。
この記事では、MS-japanの評判や特徴、利用する際のメリット、注意点などについて詳しく解説します。
目次
MS-japanってどんなサービス?
MS-japanは、同名の株式会社MS-Japanが運営する管理部門・士業特化型の転職エージェントです。創業は1990年で、95年に管理部門向け人材紹介事業を開始して以来、20年以上もの間サービスを提供。
人材紹介事業以外にも、管理部門・士業向けビジネスメディアの「Manegy」や弁護士・法務人材向け転職サイトの「リーガルネット」の運営なども手掛けています。2017年には、東証プライム市場への上場もしており、老舗のサービスといえるでしょう。
会社名 | 株式会社MS-Japan |
設立 | 1990年4月 |
本社 | 東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム4F |
代表取締役社長 | 有本 隆浩 |
MS-japanの特徴と利用する3つのメリット
MS-japanの主な特徴は以下の通り。
- 独自のマッチング体制
- 業界トップクラスの転職決定率
- 幅広い年代・ポジションに応じた求人を扱っている
サービスを利用した際にどのようなメリットが得られるのか確認していきましょう。
業界トップクラスの転職決定率
MS-japanに魅力は、何といってもその転職決定率の高さ。
楽天インサイトが行った調査よれば、管理部門・士業向け転職エージェントの中で、「転職決定率」「相談率」「登録率」の3項目でNo.1に輝いています。
業界に特化したサービスを長年運営してきた実績に企業からの信頼は厚く、また累計の転職支援者数は26,000人を超えます。
豊富なノウハウを駆使し、求職者一人ひとりに最適なキャリアプランを提案できるMS-japanだからこその、高い転職決定率といえるでしょう。
独自のマッチング体制
独自のマッチング体制を取り入れているのもMS-japanの特徴の一つ。
転職エージェントには、1人の担当者は企業と求職者双方の担当となる両面型と、それぞれ別の担当者がつく分業型の2タイプがあります。
その両面型と分業型それぞれの良さを併せ持つマッチング体制をMS-japanでは取っています。
引用元:MS-japan
どういう仕組みかというと、RA※1とCA※2それぞれが完全に分業で企業と求職者の対応にあたるわけではありません。RAとCA両者が協力して双方の対応に当たります。
例えば、RAはCA経由で求職者の情報を得るのではなく、自分で直接コンタクトを取り、企業の情報と照らし合わせながら、双方が満足いくマッチングの提案をします。
CAも求職者をサポートするのは当然なこと、RAと企業を訪問し一緒に採用コンサルを行うこともあるようです。こうした体制を採用が、MS-japanならではの質の高いサービスの提供につながっています。
※1…リクルーティングアドバイザーの略
※2…キャリアアドバイザーの略
幅広い年代・ポジションに応じた求人を扱っている
年齢や希望ポジションなどに応じて、幅広く求人の提案が可能なのもMS-japanの魅力といえます。
大手上場企業はもちろんのこと、外資系や優良ベンチャーの求人もあれば、監査法人や会計事務所、法律事務所などの士業向け求人も多数扱っています。
ただ数が多いだけでなく、それぞれの年齢やポジションに応じた求人を幅広く保有しているため、第二新卒や20代の若手層から30代以降のマネージャークラスまで、さまざまな方の利用が可能です。
MS-japanを利用する際の注意点
MS-japanを利用する場合には、いくつか気をつけておきたい注意点もあります。
注意点を把握していないと、上手く活用できずに不満ばかりが溜まることになりかねないので、しっかりと確認しておきましょう。
地方求人の数は少ない
MS-japanで扱う求人は、拠点がある関東・東海・関西の主要都市部のものが中心です。そのため、他の地域に関する求人の扱いはそれほど多くはありません。
地方での転職を考えている場合、MS-japanを利用するだけでは、思うように情報収集ができないかもしれません。
求められるスキル・経験は若干高め
MS-japanは特化型のサービスということもあり、利用者に求められるスキルや経験も若干高めな傾向があります。
というのも、企業側はわざわざ特化型のサービスに登録するくらいなので、どのくらいのスキルや経験をもつ人材が欲しいのか、ある程度は決まっています。いくら採用しない限りは企業にもお金がかからないとはいえ、望まない人材を紹介し続ければ、企業に愛想を尽かされるかもしれません。
転職エージェントは企業の利用もあってこそのサービスである以上、求職者自身のスキルや経験次第では、求人紹介が受けられないのも致し方ないでしょう。
企業法務・インハウス求人は少ない
士業管理部門の転職エージェントですが、意外にも『法務部門』の求人案件は少ないという声を聞きます。2020年6月1日時点では約500件の法務求人があるため、担当者からの紹介がたまたまなかっただけなのか、ヒヤリングの結果紹介されなかったのかは定かではありません。
ただ、約500件のうち350件以上は東京都に集中しているため、地方求人が少ないという実態とリンクしている可能性はあります。
MS-japanの利用が向いている人
MS-japanの特徴やメリットを踏まえると、以下のいずれかに当てはまる場合は積極的に利用することをおすすめします。
- 一般企業から監査法人や法律事務所まで幅広い分野の求人情報を知りたい方
- 自分の希望とマッチした職場を見つけたい方
- 管理部門・士業の転職に精通したアドバイザーのサポートを受けたい方
もちろん、どれにも当てはまらないという場合でも、管理部門、士業の方であれば登録しておいて損はないでしょう。
公式サイト:https://www.jmsc.co.jp/
MS-japanの口コミ・評判まとめ
MS-japanに関する口コミ・評判をまとめましたので確認していきましょう。
非常に丁寧なご対応を頂きました。知人が転職を検討する際、紹介したいエージェントです。
引用元:MS-japan
経歴書の添削から面接スケジュールの調整まで多岐に渡ってサポートしていただいたお蔭で、仕事をしながらでも転職活動がスムーズに行えました。
引用元:MS-japan
MS-japan利用時によくある質問
はじめてMS-japanを利用するという場合、勝手がわからないことも多く、不安に思う方も少なくないかと思います。
この項目では、MS-japanを利用する際によくある質問をまとめたので、確認しておきましょう。
なぜ無料で利用できるのですか?
MS-japanが紹介した人材を企業が採用した際に支払われる紹介手数料でサービスの運営を行っているからです。
遠方に住んでいてオフィスでの面談は難しい
基本的にキャリアカウンセリングは、MS-japanのオフィス(東京・横浜・名古屋・大阪・京都の5ヶ所)で行います。ですが、遠方にお住いでオフィスへの訪問は難しい場合は、電話での面談も受け付けているので安心してください。
平日は忙しくて面談の時間が作れない
MS-japanの休業日は日曜祝日(年末年始)となっており、平日以外だと土曜日の面談対応は可能です。またゴールデンウイークやお盆休みも面談対応を行っています。
紹介された求人には応募しなきゃいけない?
紹介された求人に必ずしも応募する必要はありません。無理やり求人に応募してもらったところで、採用につながる可能性は低いからです。
あくまでキャリアアドバイザーが行うのは転職活動のお手伝いで、実際にどうするかを決めるのはあなた自身だということを忘れずにおきましょう。
MS-japanと併せて登録するのがおすすめ!士業・管理部門向け転職エージェント3選
これから転職を考える法務部門・士業の方必見の転職サイトをご紹介します。
NO-LIMIT(ノーリミット)|弁護士特化型・アドバイザーの評価が高い
「NO-LIMIT(ノーリミット)」は弁護士特化の転職エージェント。在籍するアドバイザーが全員弁護士業界に精通した人間たちで運営しているのが、他エージェントとの大きな違い。
法律事務所の内情や、今後どのような業務拡大をしていきたいのか、しっかりヒヤリング内容を細かく提示してくれます。年収レンジは600万円〜2000万円ぐらいまで。
一般民事、家事事件を扱う法律事務所だけではなく、企業法務案件を多く担う事務所も多数紹介可能。
公式サイト:https://no-limit.careers/
BEET-AGNET|法務等の管理部門特化エージェント
公式サイト:https://beet-agent.com/
BEET-AGENTは法務・管理部門に特化した転職支援サービスです。そのため、業界特有の事情や法律事務所の内情などに明るく、弁護士の転職に関し適切なアドバイスやサポートを行うことができます。
インハウスの求人も大手からベンチャー・スタートアップまで幅広く保有しており、法律事務所への転職 、企業内弁護士への転職、どちらを目指す方にもおすすめのサービスです。
公式サイト:https://beet-agent.com/
リクルートダイレクトスカウト|ハイクラス向け
公式サイト:https://directscout.recruit.co.jp/
リクルートダイレクトスカウトは、リクルート系列のヘッドハンティング型転職エージェントです。ハイクラスからエグゼクティブまで、普通の転職エージェントでは確認できない求人を取り扱っています。
三井不動産や三菱UFJ銀行などの国内大手や、多数の外資系求人の紹介実績も多数です。また、ヘッドハンターも自分の好みと希望に合わせて検索ができます。同じく大手のビズリーチと双璧を成すヘッドハンティング型転職エージェントといえるでしょう。
ネットの口コミでは「紹介される求人の質が違う」「英語や弁護士転職でも使える」との声が上がっていました。
公式サイト:https://directscout.recruit.co.jp/
ハイスタ会計士|公認会計士向け・監査法人からの転職に強い
ハイスタ会計士は、今回ご紹介する転職エージェントの中でも、公認会計士・事業会社への転職に特化した専門エージェントです。
- 非公開求人数が全体求人の約9割
- 公認会計士の転職支援に特化したキャリアアドバイザーが在籍
- 監査法人転職・CFO候補・財務マネージャなどハイクラス求人提案
- ひとりひとりのスキルと経験を活かしたキャリア形成に強み
- 入社後のフォローも長期的に受けられる
- 会計事務所・税理士事務所への転職ルートも完備
大量の求人を送ってくるだけのエージェントとは違い、ひとりひとりに合った、『活躍できる環境』の提供に重きを置いているため、ミスマッチのない転職が可能。
監査法人からの転職、事業会社でのCFO候補など、IPO準備中企業やハイクラス求人特化の転職が可能ですので、スキル・強みを活かした転職活動を進めることができます。
公式サイト:https://hi-standard.pro/cpa/entry/
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まとめ
管理部門や士業向けの転職エージェントとしては、業界トップクラスの知名度を誇るMS-japan。その知名度の高さから、多数の企業や求職者がサービスを利用しています。
MS-japanが提供するサービスの主な特徴は3つ。
- 独自のマッチング体制
- 業界トップクラスの転職決定率
- 幅広い年代・ポジションに応じた求人を扱っている
こうした特徴を持ち、さらに質の高いサポートを受けられることから、実際に利用された方の口コミによる評判も高めです。
もちろん、欠点がまったくないわけではなく、地方求人が少ない、利用者に求められるスキルや経験が高めといったデメリットもあるので留意しましょう。
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