『資格取得に向けてスマホで勉強できる』このようなコンセプトで、様々な資格取得のためのオンライン講座を開講している『スタディング』。
士業分野の講座も多く提供しており、その中にも社労士講座も含まれます。
今回は、スタディングの社労士講座について、他の通信講座などと比べた場合の違いや特徴、詳しいプラン内容、実際にスタディングを使っている方の口コミ・評判などをご紹介していきたいと思います。
スタディングの社労士講座が気になっている方は、ぜひ参考にしていただければと思います。
公式サイト:https://studying.jp/sharoushi/
目次
スタディング社労士講座の特徴5つ

早速、スタディングの社労士講座にはどのような特徴があるのか、5つのポイントに絞ってご紹介します。
先にまとめておくと、【安くてお手軽】というところが大きな特徴として挙げられますので、あまり費用はかけたくないけど、もう少し学習効率を上げたいと考えている方にはピッタリの教材だと言えます。
表:スタディング(STUDYing)の運営概要
運営会社 | KIYOラーニング株式会社 (キヨ・ラーニング・カブシキガイシャ) 【英文名: KIYO Learning Co.,Ltd. 】 |
代表者 | 代表取締役社長 綾部 貴淑 (あやべ きよし) |
設立 | 2010年1月4日(通勤講座は2008年10月1日より営業開始) |
資本金 | 7億545万円(資本準備金6億9,545万円) |
証券コード | 7353 (東京証券取引所マザーズ) |
所在地 | 本社 〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町4-13 マードレ松田ビル3F |
事業内容 | ビジネスパーソン向け教育コンテンツおよび教育サービスの企画 制作、販売、運営 |
他の通信講座を圧倒する格安料金
コース名 | 内容 | 価格 |
合格コース [2022+2023年合格目標] | 基本講座+法改正、白書・統計対策 詳細はこちら | 一括 ¥46,800 分割例月々 ¥4,000×12回から |
総合コース [2022+2023年合格目標] | 基本講座+法改正、白書・統計対策 +直前対策答練・模擬試験 詳細はこちら | 一括 ¥59,800 分割例月々 ¥5,100×12回から |
フルコース [2022+2023年合格目標] | 初学者にオススメ 入門講座+基本講座+法改正、白書・統計対策 +直前対策答練・模擬試験 詳細はこちら | 一括 ¥74,800 分割例月々 ¥6,400×12回から |
実際のコース内容にもよりますので料金詳細は後述しますが、スタディングの社労士講座の価格帯はだいたい5万円前後とお考え下さい。
他の社労士の通信講座では、だいたい10万円前後が相場となっており、「安い」と言われる部類の講座でも7万円程度です。
それを大きく下回るスタディングは格安と言うことができます。実際にご自身でもいくつかの社労士試験講座を調べてみると、いかにスタディングが安いかが分かると思います。
スマホに特化したどこでも学べるスタイル
スタディングの大きな特徴が、デジタルデバイスに特化した使いやすい学習教材が提供されていることです。特にスマホでの使いやすさは随一と言っても過言ではなく、通勤中や待ち時間などの隙間時間に繰り返し学習をすることが可能です。
社労士試験を受ける方は圧倒的に社会人の方が多く、みっちり学習時間を確保できる方も少ないかと思います。そのような方でも少しの時間を見つけて学習に取り組むことが可能になってきます。
もちろん、スマホだけでなくPC/タブレットなどの他のデバイスにも対応しており、あなたのやりやすい方法で学習を進めることが可能です。
一方、スタディングには紙のテキストが付いていません。従来の学習方法のように、「紙のテキストを読んだ方が身に付く、学んでいる気がする」と、思われる方は、わざわざ印刷する手間が出てきてしまいます。
無料講座でお試しができる
無料セミナー | 「社会保険労務士 短期合格セミナー」
|
無料動画講座 | ▼基本講座(3講座分) の ビデオ/音声講座、テキスト、スマート問題集
▼セレクト過去集
|
他の通信講座などでも同じですが、スタディングでも無料お試しで利用できる講座があります。実際の使い心地や学習方法をしっかりご自身で確かめた上で、利用するかどうかの判断をすることができます。
また、デジタルデバイスでの学習に特化したスタディングでは、無料講座もかなり簡単に利用することができ、メールアドレスの登録だけで実際に使ってみることが可能です。わざわざ資料請求などを行う必要もありません。
さらに、iPhoneに限定されますが、スマホアプリも無料で使うことができ、無料アプリを利用するような気軽な感覚で気軽にお試しできる点もおすすめですね。
合格率は非公開|他の教材との併用も多い
他の社労士通信講座では、「合格率が○倍になりました!」などの合格率が公表されているケースも一部あります。しかし、スタディングでの合格率は非公開となっております。
これは、スタディングが通学生の講座や予備校のように、実際の受講生を細かくサポートして、受験結果をしっかり把握するようなスタンスを取っていないことが要因として考えられます。
どちらかと言うと、便利な教材を一方的に提供しているだけの立場であって、後はその教材を自由に役立ててくださいねといった方針が強いです。また、他の教材や講座と一緒に使っている方も多く、スタディングだけによる正確な合格率も出しにくいことが要因にあると考えられます。
勉強仲間機能でモチベーション維持|ただし講師との接点は限りなく少ない
教材が一方的に提供されるだけで、サポート体制が手薄になってしまうと、つい途中で勉強をする気力が低下してしまう問題も生じてしまいます。社労士試験を合格するためには、何百時間もの勉強が必要になりますが、たった一人の意志だけで継続を続けることも至難の業です。
そこで、スタディングでは『勉強仲間機能』というものが付いており、簡単に言うと受講生同士のSNSのようなものです。同じ年の同じ社労士試験を受ける仲間同士、励まし合ったり高め合うことで、勉強を継続していくきっかけにもなります。
一方、講師によるフォロー体制はスタディングでは期待しない方が良いでしょう。
講師である早苗先生は他の有名な社労士講座で講師をされていたことでも知られる先生で、十分に実績もある方ですが、数多くの講師が採用されているわけではありませんので、受講生一人一人に細かいフォローができる体制は取られていません。
「講師としっかりマンツーマンで学習」という学び方を考えている方は、スタディングの学習方法だけでは不十分になってしまう可能性が高いです。
公式サイト:https://studying.jp/sharoushi/
スタディング社労士講座を利用するメリット・デメリット
ここまでお伝えしたスタディングの社労士講座の特徴をメリット・デメリットにまとめたいと思います。
メリット | デメリット |
---|---|
|
|
やはりメリットは、手軽な料金と使いやすさが挙げられます。独学からのレベルアップにも使えますし、他の講座との併用でさらに自主学習を進めていくことも可能です。
一方、デジタルデバイスに特化しているので、紙のテキストが付いていません。合格率も不明で講師からのフォローも過度な期待はできません。
しっかりサポートしてもらって合格を目指していたいとお考えの方は、講師からのサポートも手厚い他の講座を検討してみても良いかもしれませんね。
公式サイト:https://studying.jp/sharoushi/
スタディング社労士講座のコースと料金まとめ
こちらではスタディング社労士講座のコースと料金についてご説明したいと思います。
教材名 | 合格コース 2022+2023年 合格目標 | 総合コース 2022+2023年 合格目標 | フルコース 2022+2023年 合格目標 |
入門講座 | ー | ー | 〇 |
基本講座 | 〇 | 〇 | 〇 |
スマート問題集 | 〇 | 〇 | 〇 |
セレクト過去問 | 〇 | 〇 | 〇 |
総まとめ講座 | 〇 | 〇 | 〇 |
直前対策答練 | ー | 〇 | 〇 |
合格模試(選択・択一) | ー | 〇 | 〇 |
通常価格 | 46,800円 | 59,800円 | 74,800円 |
詳細 | 詳細はこちら | 詳細はこちら | 詳細はこちら |
スタディングの社労士講座では、大きく『合格コース』と『総合コース』に分かれます。また、時期によっては『直前対策コース』も登場し、試験対策をより強固なものにすることができます。
必要にシンプルで分かりやすいコース設定ですし、価格帯も非常にお手軽なので、気になる方はぜひ無料で使い勝手を試してみてくださいね。
社労士合格コース|基礎学習から問題集まで
スタディングの『社労士合格コース』では、基礎から問題集を解いていく復習までのカリキュラムが組まれています。
これだけでも十分に社労士試験に挑める基礎知識は身に付きますが、より合格に近づくためには試験対策が必要になってきます。
全く基礎知識が身に付いていない方や、初めての試験に向けた勉強をする方には価格的にも量的にも利用しやすい内容ですね。
教材の種類 | ・基礎講座 ・スマート問題集 ・セレクト過去問 ・総まとめ講座 |
コース内容 | ・短期合格セミナー:1回 ・基本講座(ビデオ・音声):計172回 合計約109時間 ・WEBテキスト(暗記ツール付き):基本講座各回に付属します。 ・スマート問題集:計172回 合計1743問 ・セレクト過去問集:計10回 合計162問 ・総まとめ講座(ビデオ・音声):計30回 合計約20時間 |
価格※ | 一括:45,000円(税別) 分割:月々4,200円(税別)×12回 |
※1万円引きの早割価格です。
価格帯も、一括で45,000円(キャンペーン価格)、通常料金でも55,000円と他の講座を圧倒するような非常にリーズナブルな価格設定です。さらに、分割払いをすれば、毎月5,000円程度に負担を抑えて利用することも可能になります。
公式サイト:https://studying.jp/sharoushi/
社労士総合コース|基礎学習から試験対策まで
上記の合格コースに『直前対策答練』と『合格模試』を追加したコースが『社労士総合コース』となります。2万円分値段が上がりますが、答練と模試が追加になってこの価格であれば十分にお得だと言えます。
社労士試験合格を目指すなら答練や模試もこなしていく必要があるので、わざわざ他の教材を使わずに一緒に答練と模試がセットになったコースを使った方が便利でお得でしょう。
教材の種類 | ・基礎講座 ・スマート問題集 ・セレクト過去問 ・総まとめ講座 ・直前対策答練 ・合格模試 |
コース内容 | ・短期合格セミナー:1回 ・基本講座(ビデオ・音声):計172回 合計約109時間 ・WEBテキスト(暗記ツール付き):基本講座各回に付属します。 ・スマート問題集:計172回 合計1743問 ・セレクト過去問集:計10回 合計162問 ・総まとめ講座(ビデオ・音声):計30回 合計約20時間 ・直前対策答練:全9回 択一式計84問 選択式計38問 解説講義(ビデオ・音声)付 合計10時間 ・合格模試:全1回 選択式8問・択一式70問 解説講義無し |
価格※ |
|
※1万円引きの早割価格です。
こちらも分割払いが可能。月々6~7,000円程度で勉強できますので、社労士講座の中ではかなりの格安ですね。
公式サイト:https://studying.jp/sharoushi/
社労士直前対策アウトプットコース|直前の試験対策
すでに基礎学習が済んでいる方や、試験直前の対策を強化したい方は『社労士直前対策アウトプットコース』がおすすめです。
先ほどの『総合コース』で追加になった『直前対策答練』と『模試』のみを受けることができます。答練9回、模試1回で25,000円ですから、こちらも利用しやすい価格帯もですね。通常の予備校であれば、このボリュームでだいたい5万円程度になるところが多いです。
コース内容 |
|
価格 |
|
購入済みの方に特別価格の更新版|2回目以降の割引価格
ズバリ申し上げると、社労士資格は毎年10%未満の非常に合格率が低いことで知られ、何年も試験を受け続けている方も少なくありません。
スタディングを使ったからと言って、必ず合格できるわけではなく、翌年以降も挑戦しなくてはならない方もいます。
スタディングのような通信制の講座では利用できる期限が設けられており、同じ講座を翌年以降も引き続き使い続けることはできなくなります。
そのような場合、スタディングでは更新価格での利用が可能となってきます。
【更新版】社労士合格コース | 19,800円(税別) |
【更新版】社労士総合コース | 27,899円(税別) |
更新版の各コースでは、上記のようにかなりの格安での利用が可能です。他の講座では、不合格でまた利用する場合には正規の値段を払うことも多い中、この更新版の価格設定は非常に良心的です。
もちろん一発合格することが理想なのですが、難易度が高い社労士試験だからこそ、何年も利用しやすい価格設定も非常にありがたいですね。
スタディング社労士講座を利用した人の口コミ・評判
ここまでスタディングの社労士講座についての概要をご説明しましたが、こちらでは実際にスタディングを利用した方の口コミ・評判をご紹介したいと思います。
他の方の意見も参考に利用するかどうかを決めてみましょう。
公式サイトでの口コミ・評判
無理なく1日の中に勉強を落とし込める
毎朝、家のPCで動画を見ます。出勤時に電車で問題を解きます。帰宅時に電車でもう一度問題を解きます。
1日1講座のペースで、無理なく受講することができていますし、知識が定着している感覚があります。
引用:受講者の声|スタディング
このように、1日のルーティンのあいだあいだに勉強時間を挟み込みやすくなります。睡眠時間を削るような無理ない勉強ができるからこそ継続もしやすくなりますね。
初めてでも分かりやすい
私は完全初学者(これまではテキストを流し読みしたレベル)で、何が正しい学習方法か、羅針盤がなく途方に暮れている状態でした。
今回、社会保険労務士を目指して通信講座を受講しようと決意するに至ったのは、ひとえにスタディングさんのコンテンツの分かりやすさ、「この内容なら続けられるかな」と思った事につきます。
引用:受講者の声|スタディング
初めて学習をする方にとって、法律の勉強は非常にとっつきにくい内容でもあります。スマホやPCを使って極力分かりやすく学習できるスタディングは、初学者にもおすすめです。
片手間で学習できる
通勤電車など細切れの時間で完結する動画ばかりなので文字通り片手間で観られます。動画のみならず動画内の講義をさらに詳しくしたwebテキストも見られ、さっきみたばかりの内容でもちゃんと覚えていないことが自覚できます。
そのテキストは赤シートを使用するように重要な語句が隠されていて、タップするとその語句が現れるような仕組みになっています。これがとても選択式対策に効くと思われます。
それで覚えたらミニテストで確認します。間違えた問題は要復習リストに入れてまた見返せます
「動画を見る→テキストで確認する→テストをする」の繰り返しで使っていきます。
引用:受講者の声|スタディング
こちらの方も隙間時間をうまく使って効率的な学習方法を取ることができたとのことです。1日の中でまとまった時間をなかなか作れない社会人の方にも始めやすい学習方法ですね。
Twitterでの口コミ・評判
テキストが送られてこないので紙ベースが良いなら印刷が必要
上でもお伝えしましたが、スタディングでは紙のテキストが付いていません。スマホやタブレットで本や漫画を読む人も増えてきましたが、今でも「紙媒体が頭に入ってきやすい」という方もおられるでしょう。
そのような方には少し物足りない内容になってしまうかもしれませんね。
隙間学習に最適!
こちらの方も隙間時間に勉強しているようです。レジに並んでいるわずかな時間に学習とは非常にストイックです。
予算面でも決めやすい
著者もいくつも社労士講座を調べていますが、スタディングより安い講座を目にしたことがありません。費用面で制限がある方は、第一候補に挙げられる教材だと言えます。
スタディング社労士講座がおすすめの人
最後に、これらの内容を元に、どのような方がスタディングの社労士講座がおすすめなのかを挙げていきたいと思います。1つでも該当する方がいましたら、ぜひ無料の講座を試してみてください。
なかなか時間が作れない方
スタディングは、スマホでの使いやすさに力を入れて入れており、いつでもどこでも勉強しやすいことが特徴でしたね。帰宅後になかなか勉強の時間を取れない方は、ぜひスタディングを検討してみてください。
講義1コマも数十分と短く、時間を調整しながら学習がしやすくなります。
初めて社労士試験に向けた勉強をする方
初めて社労士に向けた学習を開始する方にも、分かりやすくて使いやすいスタンディングはおすすめです。
基礎学習から開始する合格コースでは、月々5,000円程度での利用が可能になりますので、費用面での負担も少なく学ぶことが可能です。
他の教材の補足で学習したい方
一方、すでに他の教材や講座を利用している方でも、スタディングの価格帯なら追加学習に取り入れやすい価格帯になっています。
例えば、答練と模試に絞った直前対策アウトプットコースは、25,000円で試験対策をさらに進めることができます。
予算に制限があるけど全部独学が難しい方
一番費用をかけずに勉強するには、やはり自分でテキストや問題集を買って自分だけで行う独学です。しかし、独学だけではどうしても学習ペースもつかめず、途中で挫折してしまう可能性も高くなります。
そこで、独学よりももう少し費用をかけて効率良く学習を進める手段としてのスタディングがあります。
公式サイト:https://studying.jp/sharoushi/
まとめ
スタディングの社労士講座は、安くて使いやすいことが大きな特徴です。スマホ1つでどこでも学習を進めることができますので、お忙しい社会人の方でも利用しやすい講座です。
価格帯は社労士試験の通信講座の中でも最安とも言える内容ですので、気になった方はぜひ無料の講座を試しに使ってみてください。
一方、紙のテキストが付いていないことと、講師によるフォローがほぼないことがマイナス点です。紙のテキストを使ってカリカリ勉強されたい方や、講師とマンツーマンで合格を目指したいと考えている方は、他の講座を先に検討してみた方が良いでしょう。